新型コロナ4回目ワクチン接種 高齢者施設で始まる 東京 墨田区

東京 墨田区では、高齢者施設で暮らす人を対象にした新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種が27日から始まりました。

4回目接種は、重症化の予防を主な目的としているため、対象は3回目の接種から5か月がたった60歳以上の人のほか、18歳以上の基礎疾患のある人か、医師が重症化リスクが高いと判断した人に限定されていて、各地の自治体で25日から接種が始まりました。

東京 墨田区では、27日から高齢者施設で暮らす人を対象にした接種が始まり、このうち、区内の特別養護老人ホームでは入居者70人が医師の問診のあと、接種を受けていました。

100歳の女性は「痛くなかったので、うれしかったです。接種を済ませることができて安心しました」と話していました。

墨田区保健予防課の菅沼竜一主査は「高齢者入所施設というのは、重症化のリスクがある方が多く、クラスターの可能性もあるので、医師会や区の施設と連携し、迅速にかつ安全に接種を進めていきたい」と話していました。

区は、一般の60歳以上の人や基礎疾患がある人などについては、6月22日から接種を始めることにしています。