安達さんは海上保安学校に入学した15年前、懸垂は12回しかできなかったものの、その後、潜水士としてロープを引っ張ったりよじ登ったりするために腕力を鍛える訓練の中で、懸垂が特技だと気付いたということです。
去年9月から本格的に世界記録に挑戦し、直前の2か月間は、2日に1度は、連続で300回の懸垂に取り組んできました。
安達さんは「ギネス世界記録は自分が目指してきたものだったので、驚いたと同時に素直にうれしかった。懸垂は海上保安官にとって切っても切り離せない種目なので、部下の向上心につながったらうれしい」と話しています。
海保の潜水士「ギネス世界記録」認定 懸垂の連続回数で
山口県にある徳山海上保安部の潜水士が、懸垂の連続回数でギネス世界記録に認定され、26日、懸垂の様子や潜水訓練などが公開されました。
ギネス世界記録に認定されたのは、徳山海上保安部の巡視船「くろかみ」で潜水士を務める、周南市出身の安達健太(34)さんです。
安達さんは、ことし3月、鉄棒に一度ぶらさがったまま651回の懸垂をして、懸垂の連続回数として今月、ギネス世界記録に認定されました。
26日は安達さんの懸垂のほか、素潜りや海で溺れている人を助ける救助訓練などの様子が公開されました。

