サル痘「国内での感染確認されず 天然痘ワクチン備蓄」厚労相

欧米を中心に患者の確認が相次いでいる「サル痘」について、後藤厚生労働大臣は、日本国内での感染は確認されていないとしたうえで、感染予防に有効だとする報告がある天然痘ワクチンをテロ対策の一環として国内で生産・備蓄していることを明らかにしました。

欧米を中心に患者の確認が相次いでいる「サル痘」について、後藤厚生労働大臣は、閣議の後、記者団に対し「『サル痘』は、現在ヨーロッパなどで感染例が確認されているが、先進国では死亡例は報告されていない。わが国では、感染症法上は『4類感染症』として全数届け出の対象となっているが、日本国内での感染は確認されていない」と述べました。

また、感染予防に天然痘ワクチンが有効だとする報告があるとしたうえで、国内での確保状況について「テロ対策の観点から、国内において生産・備蓄を行っているが、具体的な確保量などについては危機管理上の理由から公表を差し控えている」と説明しました。

さらに、後藤大臣は、今後の対応について「過去の流行とは異なる面がある一方、もともと人から人への感染はまれともされており、患者の発生動向や最新の知見に基づき検討していくことが必要だ。引き続きWHO=世界保健機関などとも連携しながら情報収集に努めており、国内外の発生動向も監視しつつ必要な対応を講じていく」と述べました。