「対外純資産」初の400兆円超で過去最高 円安で円換算額膨らむ

日本が海外に持つ資産額から負債額を差し引いた「対外純資産」は、去年末の時点で初めて400兆円を超えて過去最高になりました。
円安で円に換算した際の資産額が膨らんだことが主な要因で、31年連続の世界一です。

対外純資産は、▽日本の政府や企業、それに個人が海外に持つ金融資産を示す「対外資産」の金額から、▽海外の政府や企業、個人が日本に持つ金融資産を示す「対外負債」の金額を差し引いたものです。

財務省の発表によりますと、日本の対外純資産は、去年末の時点で411兆1841億円と、初めて400兆円を超えて比較可能な1996年以降で最高になりました。

前の年より15.8%、金額にして56兆円余り増えていて、金額の増加幅も過去最高でした。

外国為替市場で円安が進み、海外の株式や債券などを円に換算した際の金額が膨らんだことが主な要因です。

日本の対外純資産は31年連続の世界一で、2位のドイツの315兆円余りを大きく上回っています。

このほかの国・地域の対外純資産は、▽3位が香港で242兆円余り、▽4位が中国で226兆円余り、▽5位がカナダで152兆円余りでした。

一方、アメリカは、対外負債のほうが対外資産より2067兆円余り多く、世界最大の純債務国となっています。