知床 観光船 耐久性あるベルト使用し26日にも再びつり上げへ

北海道 知床半島沖で観光船が沈没した事故で24日、作業船で運ばれる途中に落下した船体をつり上げるため、水中ロボットを使った準備作業が行われました。
26日にも船体を再びつり上げて作業船の上に引き揚げる予定です。

知床半島の沖合で観光船「KAZU 1」が沈没した事故で、船体は23日、沈没現場の深さおよそ120メートルの海底からつり上げられ、海中につられた状態のままサルベージ会社の作業船で運ばれていましたが24日、斜里町のウトロ港からおよそ11キロ西の沖合で落下しました。

船体は深さおよそ180メートルの海底に船底を下にした状態で沈んでいるのが確認され、船首付近の手すりが外れている以外には大きな損傷はないということです。

サルベージ会社は船体を再びつり上げるため、25日8時半すぎからアームの付いた水中ロボットを海中におろして準備作業を行いました。

船体をつっていた5本のベルトのうち2本が切れていたことから、水中ロボットを使ってより耐久性のある太いベルトに交換する作業を行ったということです。

26日にも船体を海面まで再びつり上げ、作業船に固定したうえで水深の浅い海域まで運び、作業船の上に引き揚げる予定です。

作業船は早ければ27日、網走港に入港し、その後船体を陸揚げする方針です。

海で見つかったリュックサック 家族の元へ

第1管区海上保安本部によりますと、ロシアの警備艦が先月海から引き揚げたリュックサックが、沈没事故で亡くなった乗客の家族に24日、引き渡されたということです。

このリュックサックは北方領土の国後島西方の海域で見つかったもので、死亡が確認された乗客と同じ名義の銀行カードが中に入っていたためロシア側から引き渡しを受け、空路で日本国内に運ばれていました。