愛知 大規模漏水で給水停止の農業用水 一部地域で試験的に給水

愛知県豊田市にある取水施設の大規模な漏水の影響で、8つの市の農業用水の給水が停止している問題で25日、一部の地域に試験的に給水が再開されました。

豊田市の矢作川にある明治用水の取水施設で大規模な漏水がおきたため、8つの市のおよそ4500ヘクタールの農地に向けた給水が今月17日から停止しています。

東海農政局は、矢作川にポンプを設置する作業を進めた結果、一定の取水量が確保できたとして25日、安城市や刈谷市、岡崎市などの一部の地域に向け試験的に給水を再開しました。

対象の地域では、土地改良区や東海農政局の職員たちが水田の給水栓を開けて、水が来ているか確認していました。

岡崎市内を見回った土地改良区の職員によりますと、水の圧力が弱いため、水量は通常の3分の1ほどだということです。

農家の男性は「少しでも出れば安どはするが、この先、安定的に供給されるのか心配です。コメ作りで、いちばん水が必要な時期に工業用水の再開を優先した判断は許せない」と話していました。

東海農政局などは、25日はおよそ1000ヘクタールの水田への給水を目指していて、26日以降は順番に地域を変えて給水を続けながら、今月中に農業に必要な最低限の水を確保できるよう復旧作業を急いでいます。