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米テキサス州の小学校で銃撃 子どもら21人死亡 容疑者は射殺か

アメリカ南部、テキサス州にある小学校で24日、銃撃事件があり、アメリカのメディアは地元当局の話として、児童19人を含む合わせて21人が死亡したと伝えています。
容疑者は、現場に駆けつけた警察官にその場で射殺されたとみられる18歳の男子高校生で、地元当局は単独の犯行とみて、当時の詳しい状況や犯行の動機などについて調べています。
アメリカ南部テキサス州のユバルディにある小学校で、24日昼ごろ、日本時間の25日未明、銃撃事件がありました。

アメリカのメディアは地元当局の話として、児童19人を含む合わせて21人が死亡したと伝えています。

容疑者は地元の18歳の男子高校生で、現場に駆けつけた警察官にその場で射殺されたとみられるいうことです。

アメリカのABCテレビは地元当局の話として、容疑者は車で学校の近くに乗りつけたあと小学校に押し入り、すぐに銃撃を始めたと伝えています。

地元当局は、この容疑者による単独の犯行だとみて、当時の詳しい状況や犯行の動機などについて調べています。

テキサス州のアボット知事は記者会見し「ユバルディで起こったことは耐えられない恐ろしい悲劇だ」などと述べました。

今回の事件についてアメリカメディアは、2012年に東部コネティカット州の小学校で男が銃を乱射し児童20人を含む合わせて26人が犠牲になった事件以来の学校の悲劇だと伝えています。

娘の安否待ち続ける父親は

銃撃事件が起きた小学校に10歳の娘が通っているという父親は、娘の安否についての情報を数時間にわたって待ち続けていました。

父親はメディアの取材に対し「何の情報もありません。子どもたちは大丈夫なのか、大丈夫でないのか、私たちは待っています。ここにいる両親の誰もが何の情報も知らされていない」と話していました。

現地からの映像では、子どもたちの家族が市民センターに集まっていて、慰め合ったり涙を流したりしている人の姿も確認できます。

米で今月相次ぐ銃撃事件

アメリカでは、今月に入って銃撃事件が相次いでいます。

東部のニューヨーク州バファローのスーパーマーケットで14日、18歳の白人の男が銃を乱射して10人が死亡しました。

撃たれた13人のうち11人が黒人だったことや、容疑者の男が体に装着したカメラで銃撃の様子をインターネットでライブ配信していたことなどが分かっていて、アメリカ司法省は人種差別に基づくヘイトクライムとみて捜査しています。

また、15日には西部のカリフォルニア州で台湾系の住民が集まる教会に男が押し入って銃を発砲し、1人が死亡、5人がけがをする事件があり、捜査当局は、中国と台湾の政治的緊張への不満が動機とみて調べています。

バイデン大統領「いまこそ行動に移さなければならない」

アメリカのバイデン大統領とともに日本から帰国中のホワイトハウスのジャンピエール報道官は、大統領専用機の機内からツイッターに投稿し「大統領はテキサスの小学校で起きた恐ろしい銃撃事件について報告を受けている。大統領の心はこのひどい事件で被害を受けた家族とともにある」とコメントしています。

そしてバイデン大統領は日本から帰国した24日、事件を受けてホワイトハウスで急きょ演説し、罪のない子どもが犠牲になったとしたうえで「親たちは二度と子どもに会うことはできない」とことばを絞り出すようにして述べました。

さらに、銃による犯罪が相次いでいることを受けて「もううんざりだ。行動に移すときだ。18歳の少年が銃の販売店で武器を買うことができるなんて間違っている。このように大勢が犠牲になる銃撃事件は世界のほかの国ではほとんど起きていない」と述べて、銃の規制強化が必要だと強く訴えました。

バイデン大統領は演説に先立ち、事件の犠牲者に弔意を表すため、今月28日までホワイトハウスをはじめ軍の施設や大使館など政府機関に半旗を掲げるよう指示しました。

過去たびたび学校で銃撃事件発生も銃規制強化には賛否割れる

アメリカでは、これまでも学校での銃撃事件がたびたび起きています。

1999年には西部コロラド州のデンバー郊外にあるコロンバイン高校で2人の生徒が銃を乱射し、ほかの生徒と教師合わせて13人が死亡しました。

また、2012年には東部コネティカット州のニュータウンの小学校で、男が銃を乱射し、児童20人を含む合わせて26人が犠牲になりました。

さらに、2018年には南部フロリダ州パークランドの高校で当時19歳の男が銃を乱射し、生徒と教師ら合わせて17人が死亡したほか、南部テキサス州の最大都市、ヒューストン近郊の高校でも、この高校に通う男子生徒による銃撃事件が起き、生徒ら10人が死亡しました。

アメリカでは、こうした銃撃事件が起きるたびに銃規制の強化を求める声が上がっています。

ただ「銃の所持は憲法で保障された国民の権利だ」と主張する人も多く、世論は割れています。

歴代大統領などから銃規制の強化求める声

小学校での銃撃事件で多くの子どもたちが犠牲になったことを受けて、歴代の大統領などからは銃規制の強化を求める声が相次いでいます。

このうち、オバマ元大統領はSNS上で「国中で親たちは子どもを寝かせ、読み聞かせをし、子守歌を歌っている。そして、心の奥底では子どもをあす学校に送り出したあと、あるいは、食料品店や公共の場所に連れて行ったあとになにが起こるかを心配している」と書き込み、悲惨な事件を繰り返さないために行動が必要だと訴えました。

またクリントン元大統領は声明を発表し「地方や州、そして連邦レベルで選出された指導者たちは党派に関係なく、子どもたちと地域社会を安全にするための良識ある手段を見つけなければならない」と述べました。

一方、銃規制に反対する立場の人たちからは、犠牲者を追悼するとともに事件の真相解明を求める声が相次いでいます。

今回の銃撃が起きた南部テキサス州のアボット知事は事件のあと声明で「犠牲者を悼み、すべてのテキサスの人たちが団結することを強く望んでいる」と訴えたうえで、事件の捜査を徹底して行うよう司法当局などに指示したことを明らかにしました。

またテキサス州選出で、共和党のテッド・クルーズ上院議員はSNS上に「恐ろしい銃撃事件にあった子どもたちと、その家族に心からの祈りをささげる」と書き込んでいます。

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