「世界で最も影響力のある100人」ゼレンスキー大統領が選出

アメリカの雑誌「タイム」はことしの「世界で最も影響力のある100人」を発表し、「指導者」の部門ではウクライナのゼレンスキー大統領やロシアのプーチン大統領らが選ばれました。

タイム誌は毎年、「世界で最も影響力のある100人」を独自に選定していて、23日、ことしの100人を発表しました。

このうち「指導者」の部門では、ウクライナのゼレンスキー大統領やロシアのプーチン大統領らが選ばれました。

ゼレンスキー大統領の紹介文を寄せたアメリカのバイデン大統領は「ゼレンスキー大統領は勇気と強じんな精神を持つウクライナ国民にふさわしい大統領だ」としたうえで「プーチン氏が残忍な戦争を仕掛け、ウクライナ人がリーダーを必要としていたときゼレンスキー大統領が発した『大統領はここにいる』ということばは世界の人々の心に響き渡った」と称賛しました。

また、プーチン大統領の紹介文を寄せたのは、ロシアの反体制派の指導者で、服役中のナワリヌイ氏で「プーチン氏の真の使命は、世界中のすべての人に対して教訓を与えることかもしれない。『少しの選挙の不正』が必ず独裁に行き着き、独裁が戦争につながることを忘れてはならない」と述べ、痛烈に批判しました。

このほか、中国の習近平国家主席や韓国のユン・ソンニョル大統領、去年、ノーベル平和賞を受賞したロシアの「ノーバヤ・ガゼータ」紙のムラートフ編集長などが選ばれました。