知床沖 観光船沈没事故 運航会社の観光船事業許可を取り消しへ

北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故で、国土交通省は運航会社に行った特別監査の結果、出航判断の基準を順守しないなど海上運送法の違反が確認されたとして、会社に対し観光船事業の許可を取り消す方針を固めました。許可の取り消しは最も重い行政処分で、24日にも公表する見通しです。

知床半島の沖合で観光船「KAZU 1」が沈没した事故で、国土交通省は運航会社「知床遊覧船」に対して特別監査を行い、事故当日の運航体制などについて調査していました。

その結果、国土交通省の関係者によりますと、
▽出航判断の基準を順守していなかったことや
▽運航管理者などが会社を不在にするなど安全管理体制が不十分だったこと
▽運航中の定点連絡が行われていなかったこと
▽通信設備に不備があったことなど、海上運送法に基づく安全管理規程の違反が複数確認されたということです。

このため国土交通省は、運航会社に出されている観光船の事業の許可を取り消す方針を固め、24日にも公表するということです。

事業許可の取り消しは最も重い行政処分で、国土交通省は会社側の言い分を聞く聴聞を開いたうえで処分を行うことにしています。