「天馬」前社長ら ベトナムの公務員に賄賂渡した罪で在宅起訴

東京のプラスチック製品メーカー「天馬」の前社長ら3人が、ベトナムの税関当局などから支払いを求められた追徴課税を減額する目的で、現地の公務員に賄賂を渡したとして、不正競争防止法違反の罪で東京地検特捜部から在宅起訴されました。

在宅起訴されたのは、東証プライム市場に上場する東京 北区のプラスチック製品メーカー「天馬」の前社長の藤野兼人被告(69)と、元経営企画部長の細越勉被告(57)、それに、ベトナムの子会社の元代表吉田晴彦被告(51)の3人と法人としての「天馬」です。

東京地検特捜部によりますと、藤野前社長ら3人は5年前、ベトナムの子会社が、現地の税関当局から求められた追徴金の支払いを減額させるため、税関当局の幹部に、日本円でおよそ1000万円の賄賂を渡したとして、外国の公務員への贈賄を禁じた不正競争防止法違反の罪に問われています。

また、細越元部長と吉田元代表は、3年前にも税務調査で指摘された追徴金を減額させるため、税務当局の幹部に日本円でおよそ1300万円の賄賂を渡した罪に問われています。

天馬が設置した第三者委員会の調査報告書によりますと、平成29年の現金提供によって、およそ18億円相当の追徴金が全額免除となったということで、会社はおととし、検察に不正を自主申告していました。

特捜部は3人の認否を明らかにしていません。

天馬は「極めて重大かつ厳粛に受け止めており、多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」とコメントしています。