東京 浅草「三社祭」3年ぶりに名物の “みこし担ぎ出し“

東京の初夏の風物詩、浅草の「三社祭」で、新型コロナウイルスの影響により中止となっていた名物のみこしの担ぎ出しが22日、3年ぶりに行われました。

東京・台東区にある浅草神社の例大祭、「三社祭」は22日、最終日を迎え、神社に奉納されている3基の「本社神輿」を担ぎ出す「宮出し」が行われました。

祭りの最大の見せ場と言われる「宮出し」が行われるのは、新型コロナの影響で3年ぶりで、氏子たちがみこしを一斉に担ぐと、笛や太鼓の音とともに威勢のよい掛け声が響きました。

感染対策のため、みこしの担ぎ手には3回目のワクチン接種かPCR検査での陰性確認が求められたほか「宮出し」では境内への関係者以外の立ち入りが禁止されました。

このあとみこしは通常よりも少ない人数で巡行できるよう、タイヤが取り付けられた曳台に載せられて浅草の町を巡り、待ち構えていた人たちを喜ばせていました。

6歳の孫と訪れた60代の女性は「おととし亡くなった義理の父がお祭りが大好きだったので、写真を持ってきて一緒に見ました。みこしを見ることができて明るい気持ちになりました」と話していました。