北朝鮮 新型コロナウイルス “感染拡大抑え込んでいる“と強調

北朝鮮は、新型コロナウイルスによるとみられる発熱者が相次ぐ中、21日、朝鮮労働党の会議を開き「全国的な感染状況は次第に抑制され、回復する人が日ごとに増え死者も減っている」として、感染拡大を抑え込んでいると強調しました。一方、アメリカのバイデン大統領の韓国訪問については一切反応を示していません。

北朝鮮では、新型コロナウイルスによるとみられる発熱者が相次いでいて、朝鮮中央通信によりますと、20日午後6時までの一日で、新たに21万9000人余りに発熱の症状が確認されたということです。

先月下旬以降の発熱者の累計は246万人余りと、国民のおよそ10人に1人の割合となっています。

そうした中、党機関紙「労働新聞」は21日、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が出席して朝鮮労働党の政治局協議会が開かれたと伝えました。

この中で北朝鮮は「全国的な感染状況は次第に抑制され、回復する人が日ごとに増え死者も顕著に減っているなど、すべての地域の安定を維持している」として、感染拡大を抑え込んでいると強調しました。

また、これに先立ってキム総書記は、19日に死去した軍の重鎮のヒョン・チョルヘ(玄哲海)元帥の弔問を20日、行い、国営テレビがその様子を放送しました。

ヒョン氏は、キム総書記の軍事教育を担ったとされ、国葬を22日に控えて、マスクをしていないキム総書記が、安置された遺体を前に涙を浮かべる姿が確認できます。

一方、北朝鮮は、アメリカのバイデン大統領の韓国訪問について、これまでのところ一切反応を示していません。