「サル痘」11か国で約80人の患者確認 WHOが警戒呼びかけ

天然痘に似た症状の感染症「サル痘」の患者の報告が欧米を中心に相次ぐ中、WHO=世界保健機関はこれまでに11か国からおよそ80人の患者が報告されたことを明らかにし「今後、さらに多くの患者が報告される可能性がある」として、各国に警戒を呼びかけました。

「サル痘」は、主にアフリカでみられるウイルス性の感染症ですが、今月に入ってイギリスやアメリカなど、欧米を中心に患者の報告が相次いでいます。

20日には、イギリスの保健当局が11人の患者を追加で確認したと発表したほか、新たにドイツやオランダでも患者が確認されました。

WHOは声明を発表し、これまでに11か国でおよそ80人の患者が確認されたと明らかにしました。

そして「今後、調査が進むに従い、さらに多くの患者が報告される可能性がある」との見方を示し、各国と連携して患者の治療や感染拡大の防止に当たるとしています。

また、WHOヨーロッパ地域事務局は「大勢の人が集まるイベントやパーティーが開催される夏を前に、感染の拡大が懸念される」としたうえで、これまでに確認された患者は、ほとんどが軽症にとどまっているものの、幼児や妊婦などは重症化することがあるとして、警戒を呼びかけました。