損保大手3社決算そろって過去最高益 災害少なく保険金支払い減

損害保険大手3社の昨年度の決算は、国内の自然災害が少なく、保険金の支払いが減少したことや経済活動の正常化で物流が活発になり、海上保険料の収入が大幅に伸びたことなどから、最終的な利益がそろって過去最高となりました。

東京海上ホールディングス、MS&ADホールディングス、SOMPOホールディングスは20日、ことし3月までの1年間の決算を発表しました。

それによりますと、最終的な利益は東京海上が前の年度と比べておよそ2.5倍に増えたほか、MS&ADが82%増加、SOMPOが57%増加し、3社がそろって過去最高となりました。

これは、国内で台風などの大規模な自然災害が少なく保険金の支払いが減少したことや、経済活動の正常化が進み、物流が活発になる中、貨物船の運搬に伴う海上保険料の収入が増えたことなどによるものです。

東京海上ホールディングスの岡田健司専務は記者会見で「新型コロナウイルスの影響からの回復で総じて保険の引き受けが好調だった。ただ、ウクライナ情勢次第で、さらなるインフレが懸念されるなど景気の先行きは不透明で、動向を注意深く見ていきたい」と述べました。