「サル痘」カナダなどでも感染報告 欧米中心に感染拡大懸念

天然痘に似た症状の感染症「サル痘」の患者がイギリスやアメリカなどで報告される中、カナダでも感染した疑いのある人が17人報告されたと発表されました。ポルトガルやスペインでも複数の感染者が確認されていて、欧米を中心に感染が拡大する懸念が強まっています。

カナダ・モントリオールの保健当局は19日、天然痘に似た症状の感染症「サル痘」に感染した疑いのある人が17人報告されたと発表しました。

感染が疑われる人は全員が隔離されていて、これらの人と接触があった人も健康観察の対象になっているということです。

「サル痘」をめぐっては、イギリスで18日までに9人の患者が報告されたほか、アメリカでも18日に1人の感染が確認されていて、アメリカの患者は先月下旬にカナダへ旅行していたということです。

また、AP通信によりますと、ヨーロッパでは
▽ポルトガルで14人、
▽スペインで7人、
▽イタリアとスウェーデンでそれぞれ1人の患者が確認されているということで、欧米を中心に感染が拡大する懸念が強まっています。

WHO=世界保健機関は各国の保健当局に対し、患者を早期に発見したり、患者に接触した人を迅速に追跡したりする態勢を強化するよう呼びかけています。

フランスでも感染疑いの報告

フランスの保健当局は19日、「サル痘」に感染した疑いのある人が国内で初めて報告されたと発表しました。

症状など詳しいことは明らかにされていませんが、感染が疑われる症例が報告されたのは首都のパリやその近郊を含む地域だということです。