愛知 大規模漏水 農業用水は復旧の見通したたず

愛知県豊田市の取水施設で起きた大規模な漏水で、工業用水の供給については19日夜から段階的に利用できるようになりました。
一方で農業用水は復旧の見通しがたっておらず、供給地域にある花のテーマパークでは植物の水やりを井戸水に切り替えるなどしてしのいでいます。

豊田市の矢作川にある取水施設で起きた大規模な漏水に対し、東海農政局は42台のポンプを設置して直接川から水をくみ上げるなどの応急措置をとりました。

この結果、愛知県は工業用水については使用量を通常の3割ほどに抑えるよう求めたうえで、19日夜から段階的に利用できるようにしました。

一方、農業用水について農政局は必要な台数のポンプを確保できず、復旧の見通しもたっていません。

この施設から農業用水の供給を受けている安城市の花のテーマパーク「デンパーク」では、およそ13ヘクタールの敷地の30万株の植物に与える水を井戸水に切り替えました。

ふだんは施設から供給される農業用水をタンクにためて使っていて、いまは井戸から取水しているということです。

また、水やりの方法も日当たりがよい場所の乾燥しがちな植物を選んでまくように変えたということです。

デンパークの川合政利さんは「これから暑くなると非常に心配です。一日も早く復旧してほしい」と話していました。