岸田首相 WHOテドロス事務局長と電話会談 連携一層強化で一致

岸田総理大臣は、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長と電話で会談し、今後の新型コロナ対策などで連携を一層強化していく方針で一致しました。

岸田総理大臣は19日、WHOのテドロス事務局長とおよそ25分間、電話で会談しました。

この中で両氏は、今月22日からWHOのことしの年次総会が始まることを踏まえ、今後の新型コロナ対策やWHOの財政の在り方などについて意見を交わし、連携を一層強化していく方針で一致しました。

また岸田総理大臣は、WHOの次期事務局長選挙でテドロス氏の再選を支持する方針を伝えたほか、台湾の年次総会へのオブザーバー参加を支持する日本の立場を伝えました。

一方、テドロス事務局長は、すべての人に質のよい保健・医療サービスを提供する「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」の推進が新型コロナ対策などに有益だと指摘し、両氏は関連する組織の日本への設立に向けて検討を進める作業チームを設置する方針を確認しました。