G7財務相・中央銀行総裁会議 ドイツで開幕

G7=主要7か国の財務相・中央銀行総裁会議が、ドイツで開幕しました。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続き、エネルギー価格の高騰などで世界経済の減速が懸念される中、G7として結束した対応を示せるかが焦点となります。

G7の財務相・中央銀行総裁会議は、ドイツ西部のボン近郊で開幕し、日本からは鈴木財務大臣と日銀の黒田総裁が出席します。

会議では、まず軍事侵攻を続けるロシアへの経済制裁の効果を点検し、追加の制裁が必要かどうかを議論するほか、ウクライナへの支援についても議論することになっています。

また、軍事侵攻によって拍車がかかるエネルギーをはじめとした原材料価格の高騰や食糧の供給不安で、世界経済の減速が懸念される中、対策を協議する見通しで、G7として結束した対応を示せるかが焦点となります。

さらに、インフレ抑制に向けて欧米が進める金融引き締めが新興国経済に与える影響や、気候変動をめぐる対応などについても議論が行われ、日本時間の20日には、会議の成果を声明として取りまとめる見通しです。