4月の貿易収支 8392億円の赤字 貿易赤字は9か月連続

先月の貿易統計が発表され、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は8392億円の赤字となりました。
貿易赤字は9か月連続で、原油価格の上昇などを背景に輸入額が押し上げられ、過去最大となりました。

財務省が発表した貿易統計によりますと、先月の輸出額は8兆762億円で、去年の同じ月より12.5%増えました。

鉄鋼や自動車などが伸びました。

1か月の輸出額としては統計が比較できる1979年以降で2番目の大きさで、原材料価格の高騰などによる単価の上昇で輸出額が増えました。

また、輸入額は8兆9154億円で去年の同じ月より28.2%増えました。

エネルギー価格の大幅な上昇で原油の輸入額がおよそ2倍に、LNG=液化天然ガスが2.5倍余りに増えたのが主な要因で、1か月の輸入額としては1979年以降で最大となりました。

この結果、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は8392億円の赤字で、9か月連続の貿易赤字となりました。

一方、最大の貿易相手国である中国向けは、輸出額が5.9%、輸入額が5.5%、それぞれ減りました。

新型コロナの感染拡大で上海など大都市で厳しい外出制限が続き、経済活動が落ち込んだことが要因とみられます。

また、ウクライナへの軍事侵攻をめぐり経済制裁を行っているロシア向けは、輸出額が69.3%減少、輸入額はエネルギー価格の上昇もあって67.3%増加しました。