服のデザイン スマホで確認 ARで新サービス 大量廃棄削減へ

服の大量廃棄が課題となる中、AR=拡張現実の技術を使って、スマートフォンの画面から服のデザインや質感などを、目の前に商品があるような感覚で確認できる新たなサービスを通信大手が開発し、年内の実用化を目指すことにしています。

通信大手のKDDIが開発したサービスは、スマートフォンで服の商品のQRコードを読み取ると、ARの技術で、その商品を着たマネキンが画面に表示されます。

そして、画面を操作したり、スマホを動かしたりすることで、さまざまな角度から服を見ることができ、デザインや素材の質感などを、目の前に商品があるような感覚で細かく確認することができます。

会社では、このサービスを活用することで、店頭にない商品でも客が買い物をしやすくなり、在庫や売れ残りの削減につながるとしていて、今後、アパレル企業と実証実験を行い、年内の実用化を目指すことにしています。

環境省の調査では、おととし国内で売れ残ったり、廃棄されたりした衣類は、推計でおよそ6万トンに上り、過剰な在庫や大量廃棄による環境面への影響が課題となっていて、KDDI 5G・XRサービス企画開発部の上月勝博部長は「デジタル技術を活用して、服の売れ残りを少しでも減らしていきたい」と話していました。