【解説】専門家「NATOの求心力高まる」 ロシアの誤算とは

北欧のフィンランドとスウェーデンは18日に両国そろってNATO=北大西洋条約機構への加盟を申請すると発表しました。

フィンランドとスウェーデンはいずれもこれまで軍事的に中立の立場をとってきましたが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて今月、相次いでその政策を大きく転換し、NATO=北大西洋条約機構への加盟を申請することを決めました。

両国の加盟にはNATO加盟国すべての合意が必要で、アメリカやイギリスなど欧米各国は支持を表明していますが、トルコが難色を示しています。

ロシアと欧米の関係に詳しい筑波大学の東野篤子さんは「ロシアのウクライナ侵攻をうけてNATOの求心力が非常に高まっている。ヨーロッパの安全保障において大きな転換点がいま迎えられようとしている」と指摘します。

東野さんによる解説です。

<主な内容>
・相次ぐ“脱中立”
・スイスも“歴史的転換”
・ロシアの誤算、今後はどうなる

(動画は8分32秒です。データ放送ではご覧なれません)。