“北朝鮮 近くICBM発射の可能性” 米一部メディア伝える

アメリカの一部メディアは、バイデン大統領の日本と韓国への訪問が予定される中、北朝鮮が近くICBM=大陸間弾道ミサイルの発射に踏み切る可能性があるという見方を伝えました。

このうちアメリカのCNNテレビは17日、アメリカ政府高官の話として、北朝鮮が今後2日から4日以内にICBM=大陸間弾道ミサイルを発射するため準備を進めていると見られると伝えました。

CNNテレビによりますと、この高官は最新の衛星写真の詳細については明らかにしなかったものの「これまでの発射の際に確認されていたことが、いま確認されている」と述べたということです。

また、FOXニュースも関係者の話として、北朝鮮が今後2日から8日以内にICBMを発射する可能性があると伝えています。

北朝鮮はことしに入り、弾道ミサイルなどの発射を繰り返しているうえ、7回目の核実験に向けた準備を進めていると見られています。

アメリカのバイデン政権は北朝鮮に対し、非核化に向けた対話の再開を呼びかけていますが、アメリカ政府によりますと、北朝鮮はこれに応じておらず、核・ミサイル開発に歯止めが掛けられていません。

バイデン大統領は、今月20日から5日間の日程で、日本と韓国を訪問し、岸田総理大臣や韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領と会談する予定で、両首脳との会談では、北朝鮮への対応をめぐっても意見が交わされる見通しです。

松野官房長官「さらなる挑発行為の可能性も」

松野官房長官は、午前の記者会見で「北朝鮮の軍事動向については平素から重大な関心を持って情報収集・分析に努めているが、事柄の性質上、個々の具体的な情報の内容についてお答えすることは差し控えたい」と述べました。

そのうえで「これまでの弾道ミサイルなどのたび重なる発射も含め、一連の北朝鮮の行動は日本や地域、国際社会の平和と安全を脅かすものであり断じて容認できるものではない。引き続き必要な情報の収集分析や警戒監視に全力を挙げていくとともに、北朝鮮の完全な非核化に向け、日米や日米韓で緊密に連携していく」と述べました。

そして、北朝鮮が核実験に向けた準備を進めているとみられることについて「実際に核実験を実施する時期などを予断を持って答えるのは差し控えるが、今後、核実験の実施を含め、さらなる挑発行為に出る可能性があるものと考えている」と述べました。