アメリカ 小売業売上高4か月連続増 インフレも個人消費底堅く

アメリカの先月の小売業の売上高は前月を0.9%上回って4か月連続の増加となり、記録的なインフレの中でも個人消費の底堅さが示されました。

アメリカ商務省が17日発表した先月の小売業の売上高は6777億ドル(日本円で87兆円余り)と前月を0.9%上回りました。売上高の増加は4か月連続です。

先月は消費者物価の前の年と比べた伸び率が8.3%になるなどアメリカでは記録的な水準のインフレが長引いていますが、新型コロナウイルスの影響が薄れていることに加え雇用や賃金の改善傾向もあって、個人消費は底堅さを維持しています。

内訳では「雑貨店」が4%「レストラン・バー」が2%、それぞれ増加し、「飲料・食料品店」は0.2%「ガソリンスタンド」は2.7%、それぞれ減少しました。

中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会はインフレを抑え込むために大幅な利上げを続ける方針を示していますが、金融市場では急速な金融引き締めが景気を冷やしすぎることへの警戒が根強くあり、個人消費の動向が政策の先行きを見るうえでの焦点の1つになっています。