ウクライナからの避難者が日本語学ぶ オンライン授業を開始

ウクライナから避難してきた人たちの日本語を学ぶ機会を増やそうと、文化庁などによるオンラインでの授業が17日から始まりました。

オンライン授業は、東京 新宿区の日本語学校が行い、17日は、ウクライナ人の20代の女性が神奈川県の避難先の住宅から参加しました。

講師が身ぶりなどを交えて日常で使う日本語を伝えると、女性は「ウクライナから来ました」とか「いただきます」などと繰り返し口にして、練習していました。

授業を受けた女性は「授業はとても楽しかったです。日本人は親切で温かく、日本の文化にも興味がわいてきたので、日本に残って、勉強を続けて、仕事を見つけたいと思います」と話していました。

文化庁によりますと、避難先の自治体によっては日本語教室が少ないところもあるため、オンラインでの授業を始めたということで、受講者には2か月ほどかけて生活に必要となる簡単な会話を学んでもらうことにしています。
文化庁国語課の相田恭輔専門官は「日本語教育を早く受けたいという避難者からの要望が多くあった。一日でも早く日本の生活に慣れていただき、日常生活に支障なく過ごせるようになっていただければ」と話していました。