京都市 姉妹都市キーウへ 集まった寄付金6000万円余を送金

ウクライナの首都キーウと姉妹都市の京都市は、これまでに集まった寄付金6000万円余りを、人道支援などに取り組む現地の財団に送金したと発表しました。

京都市は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、姉妹都市のキーウを支援するため、ことし3月から市役所など市内73か所に募金箱を設置するなどして寄付金を募ってきました。

京都市によりますと、今月11日までに集まった寄付金の総額は6079万9548円で、先週、キーウのクリチコ市長らが設立した財団に送金したということです。

京都市は、寄付金を武器の購入費用などではなく、人道支援や文化施設の復興に役立ててほしいと伝え、現地の担当者からも理解が示されたということです。

軍事侵攻が続く中、京都市では引き続きウクライナを支援する必要があるとして、寄付金の募集を9月30日まで行う予定で、今後も順次、送金することにしています。

京都市国際交流・共生推進室は「短い期間にもかかわらず、これほどのたくさんの思いが集まったことに感謝しています。息の長い支援が必要なので、引き続き協力をお願いしたい」と話しています。