ウクライナ国民的歌手 岸田首相と面会 人道支援に謝意伝える

ウクライナの国民的歌手として知られるチーナ・カーロリさんが、岸田総理大臣と面会し、日本の人道支援に謝意を伝えるとともに、今後の支援に期待を示しました。

チーナ・カーロリさんは、2017年にウクライナ国民を代表するアーティストに選ばれ、2020年にはゼレンスキー大統領から勲章を授与されました。

日本企業の招きで日本を訪れているカーロリさんは、16日、総理大臣官邸で岸田総理大臣と面会し「ウクライナは、自由を選んだことによって攻撃され、ロシアは私たちの平和な街を破壊している。私たちは世界の平和のためにたたかっている」と述べました。

また、日本の人道支援に謝意を伝えるとともに、今後の支援に期待を示しました。
岸田総理大臣は「歌手活動を通じて平和のために尽力されているカーロリさんに心から敬意を表したい。力による一方的な現状変更は許さないという思いで、わがこととして、しっかり受け止め、ウクライナの皆さんとともに努力を続けたい」と述べました。

面会のあとカーロリさんは、記者団に対し「ウクライナのことを決して忘れないでほしいと支援をお願いした。岸田総理大臣からは『これからもずっとウクライナを支援し続ける』という大事なメッセージがあった」と述べました。