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体操NHK杯 橋本が2連覇 2位神本と3位土井も世界選手権代表に

世界選手権の代表選考を兼ねた体操のNHK杯は男子の競技が行われ、橋本大輝選手が2連覇を果たしました。
大会の結果、世界選手権の代表には、すでに内定していた橋本選手のほか、2位の神本雄也選手と3位の土井陵輔選手が選ばれました。
体操のNHK杯は、東京 渋谷区の東京体育館で世界選手権の代表選考を兼ねて開催され、先月の全日本選手権の得点を持ち越して行われました。
全日本選手権で優勝した橋本選手は、2種目めの課題のあん馬で落下するミスをしましたが、4種目めの跳馬では大技の「ロペス」を決めて14.900の高得点でした。5種目めの平行棒でも手足の先まで伸びた美しい演技でまとめ、14.766をマークしました。ところが、最後の種目となった得意の鉄棒の手放し技で、2回落下する失敗があり、12点台となるなど課題を残しました。
それでも橋本選手は全日本選手権との合計得点が257.793となり、2位の選手と1点以上の差をつけて2連覇を果たしました。

全日本選手権で2位だった神本選手は5種目めの平行棒で15点台をマークするなど、すべての種目で安定した演技を見せ、全日本選手権との合計で256.428となり2位でした。
3位には全日本選手権との合計が255.995の土井選手が入りました。

この結果、ことし10月からイギリスで行われる世界選手権の代表にはすでに内定していた橋本選手と2位の神本選手、それに3位の土井選手が選ばれました。

世界選手権の日本代表は5人で、残りの2人は、来月の全日本種目別選手権の成績を踏まえて選ばれます。

橋本大輝「うれしいようで悔しい思い強く 複雑」

橋本選手はあん馬や鉄棒などの種目でミスが相次いだことを踏まえ「うれしいようで悔しい思いが強く複雑な思いだ。今大会はモチベーションやコンディションが上がらず、何とかやるしかないという思いで演技に臨んだ。万全ではない中で、6種目すべてをやりきることができてよかった」と振り返りました。

そして、得意の鉄棒で落下を2回するミスをしたことについて「大技を1つ抜いて確実にやりきるつもりだったが、いつもと違う体とリズムだった。とても悔しい。それでも、試合はやっぱり楽しいなと思えたし、いい経験ができたと思う」と苦笑いを浮かべて話しました。

自身を含む3人の世界選手権代表が決まったことについては「神本雄也選手は3年前の世界選手権で一緒に悔しい思いをしているし、土井陵輔選手は、同じ世代の選手でとても伸び伸びといい体操をする。まずは体を休めて世界選手権でしっかりとやりたい演技ができるように調整していきたい」と話していました。

神本雄也「やりきった感じ」

神本選手は「練習どおりの演技が慌てることなくできた。やりきった感じがあってすがすがしい気持ちだ」と振り返りました。

去年の東京オリンピックの代表に選ばれなかった神本選手は「その代表メンバーに負けていない部分が必ずあるし、そこを伸ばそうとコツコツやってきた」と話しました。

世界選手権に向けては「パリ大会への第一歩をつかめたのかなと思う。得意のつり輪や平行棒などが重要な鍵になってくると思うので、ここからいかにスコアを伸ばせるか考えていきたい」と話していました。

土井陵輔「いい演技ができた」

土井選手は「ゆかから好スタートしいい演技ができた。世界選手権の代表圏内で臨んだ初めての大会だったが、『やることは一緒だ』という気持ちを持って臨んだので緊張はしなかった」と振り返りました。

最後の種目の鉄棒について「点数は全く気にしていなかった。とにかくちゃんと自分の演技をしようというだけだった。全日本選手権で3位になって自覚を持って臨み、結果がついてきたのでうれしかった」と笑顔で話していました。

世界選手権に向けては「ここからスタートだと思う。技の難度を示すDスコアを見直していきたい」と意気込みを話していました。

4位 萱和磨「やりきれた思いもある」

4位だった東京オリンピック代表の萱和磨選手は、先月の全日本選手権の5位から順位を上げたことを踏まえ「6種目でミスなく着地までねらった演技をすることが目標だった。先月の大会から限られた時間の中でベストを尽くすことができた。よく順位を上げられたと思うし、やりきれた思いもある」と充実した表情で振り返りました。

そして、残りの世界選手権代表が決まる来月の全日本種目別選手権に向けて「1か月の時間があるので、どの種目に出るかなど作戦を練っていきたい。きょうの試合をノーミスで終えられて、今までの自分が戻ってきた感じがするので、強い自分は残しつつ、よりよい演技ができるように調整していきたい」と話していました。

8位 谷川航「世界選手権 代表を勝ち取りたい」

東京オリンピック代表で8位に終わった谷川航選手は、跳馬で大技の「リ・セグァン2」を決めてこの種目で全体トップの得点をマークしたことを踏まえ「つり輪と鉄棒がバタバタしてしまい悔しかったが、跳馬で高得点を出せて団体で貢献できることを示せたと思う。完成度に自信が持てなくて演技の直前まで大技を実施するかどうか迷ったが、決められてよかった」と振り返りました。

来月の全日本種目別選手権に向けては「2017年からずっと代表に選ばれ続けてきて、自分の中にもプライドや意地がある。オリンピックの団体で金メダルを取れなかった悔しさを、世界選手権で晴らしたいと思っているので、絶対に代表を勝ち取りたい」と力強く話していました。

“世界選手権の代表 あん馬、跳馬、つり輪が不足”

日本体操協会の水鳥寿思男子強化本部長は、今大会について「全日本選手権の上位3人がそのまま代表に決まり順当にきたと感じた。橋本選手については、ミスが出たところに関してはもったいないが、コンディションが厳しい中でけがなく終わってよかった」と振り返りました。

そのうえで、世界選手権の代表に新たに決まった2人について「神本選手と土井選手が新たなルールに対応して力をつけてきた。しっかり世界と戦えるなと安心している」と話しました。

残りの2人の代表については「今回選ばれた3人は、得意、不得意の強弱がついている。特にあん馬、跳馬、つり輪が不足している部分なので、谷川航選手と翔選手の2人には兄弟で勝ち取るというのがメインのシナリオとして考えられる。ほかにも東京オリンピックメンバーには期待しているところなので、まだまだ彼らを中心に代表争いが続く」と話していました。

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