サッカー女子 WEリーグ 新しい国立競技場で初開催

サッカー女子のプロリーグWEリーグのリーグ戦が、新しくなった国立競技場で初めて行われ、対戦したINAC神戸レオネッサと三菱重工浦和レッズのファンなど、リーグ最多となる1万1000人余りの観客が訪れました。

新しい国立競技場ではこれまで天皇杯やJ1のリーグ戦などが行われていて、14日はWEリーグのレオネッサとレッズの試合がリーグ戦として初めて開催されました。

この日は午前中から子ども向けのサッカーイベントが競技場で開催されるなど、周辺は試合前から多くのサッカーファンでにぎわい、千葉から訪れた中学1年生の男子生徒は「国立競技場で試合を見るのが初めてなので楽しみにしていた」と話していました。

そして試合前にはなでしこジャパンで活躍した澤穂希さんと宮間あやさんが参加したセレモニーが行われました。

さらに14日の試合は前節で優勝を決めたレオネッサと皇后杯を制したレッズの、チャンピオンどうしの対戦ということもあり、観客の数はWEリーグでは最多となる1万1763人となりました。

試合は、レッズが安藤梢選手のゴールで1対0で勝ちました。

決勝ゴールの安藤「選手にとって特別」

決勝ゴールを決めた三菱重工浦和レッズの安藤梢選手は「新しい国立競技場での試合が自分にとっても初めてで、多くの観客が集まってモチベーションが上がった。こういった場所でプレーすることは選手にとって特別で、レベルアップにもつながる。きょうは1万人ほどの観客だったが、これから競技場が埋まる試合ができるように競技力を上げていきたい。WEリーグをみんなで盛り上げたい」と話していました。

平均入場者数は1400人余りと厳しく

今回の試合に訪れた1万1763人という観客数はWEリーグが今シーズン目標に掲げた平均入場者数の5000人の2倍以上となりました。

この試合では試合前にスタジアムツアーを行ったりサッカー女子の”顔”とも言える澤穂希さんを招いたりするなど異例の取り組みが行われていて、リーグやレオネッサはこうした効果が表れたとしています。

ただ、前節までのリーグの平均入場者数は1400人余りと厳しい状況です。

WEリーグのトップ、岡島喜久子チェアは「観客が1万人を超えるような試合を開催していくにはメインとなる女子サッカーの試合以外の楽しみをスタジアムに持ってこなければいけない。例えば試合前に子どもたちがサッカーを行えるようにしたり、フードトラックのようなお店を持ってきたりするなど仕掛けが必要だと思う。今後はリーグ全体でうまくいったクラブのアイデアを共有していきたい」と話しています。