ウクライナやロシアから帰国の日本人バレエダンサー公演 東京

ウクライナやロシアから帰国した日本人バレエダンサーによる公演が都内で開かれ、平和への思いを込めた演技が披露されました。

公演は、ロシアによる軍事侵攻を受けて、ウクライナやロシアから帰国せざるをえなかった日本人バレエダンサーに舞台に立つ機会を設けようと13日夜、東京 新宿区で開かれました。

11人のダンサーがソロ、あるいは2人1組で、平和への思いを込めた優雅な演技を披露し、訪れた人からは多くの拍手が送られていました。

キーウの大学に留学中だった奥田理子さん(21)は「外にも出られず、日常生活を送ることもできなくなったことに怒りを感じますし、徐々に将来に対する不安が大きくなっています。公演を通して元気づけられる人がいたらうれしいです」と話していました。
モスクワの音楽劇場で活動していた直塚美穂さん(26)は「舞台っていいなと思い、芸術は影響を受けないでほしいと思いました。ロシアにいる間は情報が制限されていたので、帰国してこんな事態になっているのかと感じました。私の周りのロシア人はほとんどが戦争反対で、その心を忘れないでほしいです」と話していました。

主催したバレエ衣装のレンタル会社によりますと、今回の収益は被害を受けたウクライナの劇場やバレエ団に寄付されるほか、帰国したバレエダンサーたちの公演の費用に充てられる予定だということです。