政府 新型コロナ感染者増加の沖縄に連絡調整チームを再び派遣

新型コロナの感染者が沖縄県で増加していることから、政府は、県側との連絡調整にあたるチームを再び派遣しました。全国的に感染者数が大幅に増えている状況ではないとしながらも予断を許さないとして、警戒を強めています。

沖縄県では今月11日に過去最多の2702人が新型コロナに感染していることが確認され、13日まで4日連続で新規感染者が2000人を超えていて、病床使用率も上昇しています。このため、政府は、対策の徹底を図る必要があるとして、県側との連絡調整にあたる「リエゾンチーム」を先月上旬に続いて再び派遣しました。

政府は、全国的に感染者数が大幅に増えている状況ではないとしながらも大型連休中の人出の影響なども見極める必要があると警戒を強めていて、週明け以降も、感染者数などを注視することにしています。

また、感染拡大を防ぐため、自治体と連携しながら特に若い世代への3回目のワクチン接種を促進するとともに、医療提供体制の維持・強化に努める方針です。

一方、マスクの着用をめぐって、岸田総理大臣は13日夜、日本テレビの報道番組「news zero」に出演した際「大型連休の感染状況を確認したうえで、できるだけ平時に近づける努力を続ける中での論点の1つとして考えなければならない。どこまで緩和できるかしっかり考える」と述べました。