5歳未満の女児に誤ってコロナワクチンを接種 福島 郡山

福島県郡山市は、新型コロナウイルスワクチンを誤って対象となっていない5歳未満の女の子に接種するミスがあったと発表しました。今のところ健康状態に問題はないということです。

郡山市によりますと、誤って接種を受けたのは、市内に住む5歳未満の女の子で13日、日本脳炎の予防接種を受けるため、市内の医療機関を受診した際、新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける予定だった10歳未満の姉と取り違えられてしまったということです。

看護師が姉の名前を呼んだところ、保護者が妹が呼ばれたと思って診察室に連れて行き、医師も氏名の確認をせずに接種を行ったということです。

現在、国内で使われている新型コロナウイルスワクチンは5歳以上が対象で、接種後に間違いに気付いた医師が保護者に説明し、謝罪したということです。

今のところ女の子の健康状態に問題はないということですが、医療機関が引き続き健康観察を行うことにしています。

郡山市は、誤って接種を行った医療機関に氏名やワクチンの種類の確認を徹底するよう指導するとともに、ほかの医療機関に対しても、間違いを防止するよう改めて注意喚起したいとしています。