食用油大手「昭和産業」ことし2回目の値上げ 原材料価格高騰で

食用油大手の「昭和産業」は、大豆や菜種などの原材料価格の高騰を受けて、ことし7月から食用油を値上げすることを決めました。
値上げはことしに入って2回目です。

発表によりますと、昭和産業はことし7月1日の納品分から、家庭用と業務用の食用油を値上げします。

食用油の値上げはことしに入り、3月に続いて2回目で、引き上げ幅は家庭用、業務用とも菜種や大豆を使った油は1キロ当たり60円以上、オリーブ油は1キロ当たり160円以上などとなっています。

理由について会社では、世界的な需要の高まりや産地での天候不順に加え、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻などを背景に大豆や菜種などの原材料価格の高騰が続いていることや、物流コストの上昇、さらに急速に進む円安などが重なり、企業努力だけではコストの上昇分を補えないためとしています。

また、会社が13日発表した昨年度のグループ全体の決算は、原材料価格の高騰の影響で、本業のもうけを示す営業利益が前の年度を26%下回り、2年連続の減少となったほか、今年度の業績についても経営環境の先行きが不透明だとして「未定」としています。

食用油大手の昨年度の決算では、グループ全体の営業損益について、「J‐オイルミルズ」が初めて赤字に転落したほか、「日清オイリオグループ」も2年連続の減少となっていて、原材料価格などの高騰が各社の業績に影響を与えた形です。