新型コロナ 新規感染者数 46都道府県で前週より増加

新型コロナウイルスの新規感染者数を1週間平均で比較すると、大型連休中に検査の数が少なかった反動もあり46都道府県で前の週より多くなっています。

NHKは、各地の自治体で発表された感染者数をもとに、1週間平均での新規感染者数の傾向について前の週と比較してまとめました。

全国の感染状況

全国では、先月14日までの1週間では前の週に比べて1.06倍、先月21日は0.85倍、先月28日は0.94倍、今月5日は0.67倍と先週までは3週連続で減少していましたが、12日まででは1.41倍と増加し、一日当たりの平均の新規感染者数はおよそ3万7298人となっています。

大型連休で検査の数が少なくなっていた反動もあり、茨城県を除く46の都道府県で前の週より多くなっています。

沖縄県の感染状況

沖縄県は、先月28日までの1週間は前の週の1.00倍、今月5日は0.94倍とほぼ横ばいで推移していましたが、12日まででは1.57倍と増加しています。

一日当たりの新規感染者数はおよそ2029人で、直近1週間の人口10万当たりの感染者数は967.71人と全国で最も多く、過去最多となっています。

1都3県の感染状況

東京都は、先月28日までの1週間は前の週の0.86倍、今月5日は0.60倍と3週連続で減少していましたが、12日まででは1.31倍と増加していて、一日当たりの新規感染者数は3949人となっています。

神奈川県は、先月28日までの1週間は前の週の0.86倍、今月5日は0.65倍、12日まででは1.04倍となっていて、一日当たりの新規感染者数はおよそ1839人となっています。

埼玉県は、先月28日までの1週間は前の週の0.87倍、今月5日は0.59倍、12日まででは1.24倍となっていて、一日当たりの新規感染者数はおよそ1590人となっています。

千葉県は、先月28日までの1週間は前の週の0.90倍、今月5日は0.57倍、12日まででは1.12倍となっていて、一日当たりの新規感染者数はおよそ1074人となっています。

関西の感染状況

大阪府は、先月28日までの1週間は前の週の0.91倍、今月5日は0.64倍、12日まででは1.67倍となっていて、一日当たりの新規感染者数はおよそ3097人となっています。

京都府は、先月28日までの1週間は前の週の1.05倍、今月5日は0.64倍、12日まででは1.54倍となっていて、一日当たりの新規感染者数はおよそ842人となっています。

兵庫県は、先月28日までの1週間は前の週の0.87倍、今月5日は0.69倍、12日まででは1.44倍となっていて、一日当たりの新規感染者数はおよそ1478人となっています。

東海の感染状況

愛知県は、先月28日までの1週間は前の週の1.02倍、今月5日は0.58倍、12日まででは1.70倍となっていて、一日当たりの新規感染者数はおよそ2182人となっています。

岐阜県は、先月28日までの1週間は前の週の1.04倍、今月5日は0.56倍、12日まででは1.79倍となっていて、一日当たりの新規感染者数はおよそ574人となっています。

三重県は、先月28日までの1週間は前の週の0.87倍、今月5日は0.59倍、12日まででは1.59倍となっていて、一日当たりの新規感染者数はおよそ423人となっています。

その他の地域の感染状況

北海道は、先月28日までの1週間は前の週の1.08倍、今月5日は0.79倍、12日まででは1.24倍となっています。
一日当たりの新規感染者数はおよそ2612人で、直近1週間の人口10万当たりの感染者数は350人と、沖縄県に次いで全国で2番目に多くなっています。

宮城県は、先月28日までの1週間は前の週の1.06倍、今月5日は0.58倍、12日まででは1.52倍となっていて、一日当たりの新規感染者数はおよそ474人となっています。

広島県は、先月28日までの1週間は前の週の0.94倍、今月5日は0.77倍、12日まででは1.60倍となっていて、一日当たりの新規感染者数は1158人となっています。

福岡県は、先月28日までの1週間は前の週の1.03倍、今月5日は0.72倍、12日まででは1.29倍となっていて、一日当たりの新規感染者数はおよそ2108人となっています。

また、富山県は12日までの1週間は前の週の1.91倍、静岡県は1.82倍、岡山県は1.77倍、徳島県は2.45倍、香川県は1.77倍と2倍前後に増えています。

専門家「さらに増加続くのか 注意してみていく必要」

新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会のメンバーで、東邦大学の舘田一博教授は「全国の感染者数は大型連休中に減少し、大型連休の前を超えるような状況にはなっていないが、一部で超えているところもあることに注意が必要だ。今の段階では爆発的な増加は見られないが、これからさらに増加が続くのか注意してみていく必要がある」と指摘しました。

そのうえで「大型連休の後、感染者数がまだそれほど増えていない地域でも来週にかけてさらに増加する可能性がある。症状が出たり、体調がおかしいと思ったら早めに医療機関を受診して検査を受けることが重要だ」と話しています。

また、これまでに新型コロナに感染して亡くなった人の数が国内でおよそ3万人に上ることについて「欧米などと比べると日本は死亡した人の数は少なく抑えられているが、3万人もの人が亡くなっていて、新型コロナが及ぼした影響は非常に大きかったと考えられる。亡くなる人の多くは高齢者や持病のある人たちで、こうした人たちを守る対策を取ることが大事だ。高齢者への4回目のワクチンの接種を適切な時期に行うなど、全体で接種率を上げることが重要になる。また、基本的な感染対策をしばらくの間は徹底することが大事だ」と話しています。