国連安保理 ウクライナ 子どもの犠牲にロシア非難の発言相次ぐ

ウクライナでの子どもの状況をめぐって、国連の安全保障理事会で12日協議が行われ、多くの子どもが犠牲になっている現状に対して、各国からロシアを非難する発言が相次ぎました。

会合では、はじめに、ユニセフ=国連児童基金の担当者が「この1か月だけで100人近くの子どもが殺害されたことを確認したが、実際はさらに多いとみられる」と報告したほか、避難を余儀なくされたり学校が破壊されたりして、多くの子どもが教育を受ける機会を奪われていると指摘しました。

このあと、各国の大使からは、子どもを含むおよそ60人が死亡した、今月7日のウクライナ東部ルハンシク州での学校への攻撃など、多くの子どもが犠牲になっている現状に対して、ロシアを非難する発言が相次ぎました。

このうち、フランスのドリビエール国連大使は「ロシア軍は、子どもを含む市民を殺害し民間施設を破壊し続けている。子どもが払った代償は計り知れない」と述べたほか、イギリスのウッドワード国連大使は「避難している子どもたちも容赦なく攻撃の標的にされた。ロシア軍による子どもへの性暴力の申し立てもある」と非難しました。

一方、ロシアのネベンジャ国連大使は「軍事作戦では、子どもたちの安全を確保するためあらゆる努力をしている」と述べたうえで、ウクライナ軍が学校などを拠点として使い、子どもの命を危険にさらしているなどと主張しました。