韓国軍 “北朝鮮が日本海に向けて短距離弾道ミサイル3発発射”

韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が12日、首都ピョンヤン郊外から日本海に向けて短距離弾道ミサイル3発を発射したと明らかにしました。

韓国でアメリカとの同盟関係を重視する保守系のユン・ソンニョル(尹錫悦)政権が10日に発足したばかりで、米韓両国を強くけん制するねらいがあるとみられます。

韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が12日午後6時29分ごろ、首都ピョンヤン郊外の国際空港があるスナン(順安)付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル3発を発射したと明らかにし、アメリカ軍とともに詳しい分析を進めています。

北朝鮮は、ことしに入って毎月、弾道ミサイルなどの発射を繰り返していて、今月7日には東部シンポ(新浦)沖の日本海で、潜水艦からSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルと推定される短距離弾道ミサイル1発を発射するなど、核・ミサイル開発を加速させています。

韓国では、アメリカとの同盟関係を基盤に北朝鮮に対する抑止力の強化を掲げるユン・ソンニョル政権が10日発足したばかりで、今月21日には、アメリカのバイデン大統領との初めての首脳会談を控えています。

またアメリカは、11日に開かれた国連安全保障理事会の緊急会合で、北朝鮮に対する制裁を強化する新たな決議案を近く、採決にかける方針だと強調していて、今回の発射には米韓両国を強くけん制するねらいがあるとみられます。

一方、北朝鮮は12日、新型コロナの感染確認を初めて明らかにし、「最大非常防疫態勢」に移行するとともに、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が、すべての市や郡を封鎖するよう指示していて、内部の引き締めを図りたい思惑もありそうです。