食用油大手 J‐オイルミルズ 昨年度決算 原料高で初の営業赤字

食用油大手の「J‐オイルミルズ」は、大豆や菜種などの原材料価格が急激に上昇し値上げ分では補いきれなかったとして、昨年度のグループ全体の決算で初めての営業赤字に陥りました。

発表によりますと、J‐オイルミルズの昨年度のグループ全体の決算は売り上げが2015億円で、主力の食用油を5回にわたり値上げしたことなどから前の年度より22%増えました。

ただ、本業のもうけを示す営業損益は、大豆や菜種などの原材料や輸送費の高騰といった急激なコストの上昇の影響を一連の値上げ分では補いきれなかったことから2100万円の赤字となりました。

1年間の決算で営業赤字に転落したのは、前身の3つのメーカーが合併し、2004年に今の会社が発足して以降では初めてです。

一方、今年度の業績については、緊迫したウクライナ情勢が続き経営環境は一層厳しさを増すものの、製品の販売価格の見直しや経費削減の強化などで10億円の営業黒字を確保する見込みだとしています。

食用油大手では「日清オイリオグループ」も、昨年度のグループ全体の決算で、営業利益が2年連続の減少となっていて、原材料をはじめとする調達コストの高騰が食品メーカーの経営に大きな影響を与える形となっています。