梅雨時期は早く夏は高温傾向 “ラニーニャ現象”継続か 気象庁

去年の秋から続く南米沖の海面水温が低くなる「ラニーニャ現象」について、気象庁は夏にかけて継続する可能性が高いと発表しました。

各地で梅雨の時期が早まって、夏は気温が平年よりも高くなる傾向があり、気象庁は、今後の気象情報に注意するよう呼びかけています。

「ラニーニャ現象」は、世界の天候に影響を及ぼすことが知られていて、夏に発生すると日本付近では太平洋高気圧が北に張り出しやすく、気温が平年より高くなる傾向があります。

気象庁によりますと、去年の秋に発生した「ラニーニャ現象」がこの夏にかけても続く見通しで、インドネシア付近では積乱雲の活動が活発になると見込まれるということです。

このため、日本付近では梅雨前線が平年より早く北上して各地で梅雨の時期が早まる可能性があり、6月は西日本を中心に降水量が多くなることも予想されるとしています。

梅雨が明けたあとは、太平洋高気圧の張り出しが強くなり、全国的に気温が平年よりも高くなるおそれがあるということです。

2010年には夏に「ラニーニャ現象」が発生して、各地で記録的な猛暑となり、夏の平均気温は統計のある1898年以降、最も高くなりました。

気象庁は「すでに平年より早く梅雨入りしている地域があり、雨量が多くなることや夏場の高温傾向も見込まれている。今後の情報に注意して、大雨や熱中症などへの備えを進めてほしい」と呼びかけています。