国内最大手 半導体製造装置メーカー 宮城の工場に開発棟建設へ

半導体製造装置メーカー国内最大手の東京エレクトロンは、デジタル化の進展で、半導体市場のさらなる拡大が見込まれるとして、宮城県大和町の工場に、新たに開発棟を建設することを明らかにしました。

発表によりますと、東京エレクトロンは宮城県大和町にある子会社の「東京エレクトロン宮城」の工場に、新たに開発棟を建設することを決めました。

新たな開発棟は、プラズマエッチングと呼ばれる、表面の膜を削る装置の開発拠点になるということで、建設費はおよそ470億円を見込んでいます。

来年春に着工し、2025年春の完成を予定しているということです。

会社では、世界的な半導体需要の高まりを見込んで、熊本県合志市にも、およそ300億円をかけて、別の用途の開発棟を建設する予定です。

東京エレクトロンの笹川謙ジェネラルマネージャーは、オンラインの会見で「半導体市場の成長に伴い、製造装置の市場もさらなる伸びを期待している。拡大する市場や多様化する最新技術のニーズに応えるため、積極的な研究開発と設備投資を加速していく」と述べました。

一方、東京エレクトロンが12日発表した昨年度1年間の決算は、売り上げが、前の年度より43%増えて2兆38億円、最終的な利益は、79%増えて4370億円と、いずれも過去最高となりました。