大谷翔平 投打で先発 6回1失点 4打数1安打 チームは敗れる

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手がレイズ戦に先発登板し6回を1失点に抑えたものの4勝目はならず、バッターとしてはヒット1本を打って盗塁も決めましたが、あと1本に迫っている大リーグ通算100号は持ち越しとなりました。

大谷選手は11日、本拠地のエンジェルスタジアムで行われたレイズ戦に先発ピッチャー兼、3番指名打者で出場しました。

ピッチャーとしてはコントロールに苦しみ、2回に甘く入ったスプリットを打たれてソロホームランで先制され、3回も連続フォアボールで一塁二塁のピンチを招きましたがここは後続を断って追加点は許しませんでした。

4回以降は緩いボールを多く使い、時には雄たけびをあげる気持ちのこもったピッチングで、6回を1失点に抑えてマウンドを降りました。

大谷選手は92球を投げて打たれたヒットは2本、フォアボールは2つ、三振は5つでした。

バッターとしては、1回の第1打席はファーストゴロに倒れ、4回の第2打席は高くバウンドした打球を相手のファーストがはじいて記録は内野安打となり5試合連続ヒットをマークしました。
このあと二塁へ今シーズン5つ目の盗塁を決め、先発ピッチャーのかたわら打って走ってチャンスを作りましたが得点には結び付きませんでした。
6回の第3打席はショートゴロ、8回の第4打席は空振りの三振で4打数1安打、盗塁が1つで、あと1本に迫っている大リーグ通算100号は、持ち越しとなりました。

試合はエンジェルスが8回に追いついてタイブレーク制の延長戦に入りましたが、10回に2点を勝ち越されて2対4で敗れ、先月22日から続いた20連戦は13勝7敗で終えました。

大谷選手に勝ち負けはつかず、ピッチャーとしては3勝2敗のままです。

「悪いなりに粘れた 抑えることができたほうかな」

試合後、大谷選手は「球速的にもそんなに調子がいいという感じではなかった。悪いなりに粘れた、抑えることができたほうかなと思う。相手もいいピッチャーで試合が始まる前からロースコアになるというのはほとんど分かっていたので、その中で先制点を与えてしまったというのはやっぱりチーム的にはなかなか苦しかった」と先制ホームランを打たれた場面を悔やんでいました。

4回には、今月1日に股関節の張りを訴えてからは初めての盗塁も決めましたが「不安が全くないということはなかった。どうしようか迷ったが、8割くらいの力で走っても95%くらいセーフになるような感覚があったので、1点を争っていたし、あまり無理をしない程度にいった」と状況を明かし、コンディションはまだ万全ではない様子でした。

チームはここまで21勝12敗と好調でアストロズと地区首位を争っていて、大谷選手は「相手がいいピッチャーだとしても、みんないけるような雰囲気があるのがことしの違うところで、それはすごくよいと思っている」と、手応えを話していました。

「20連戦」終わる 疲労のなかでみせた投球の「幅」と「工夫」

エンジェルスにとって20連戦の最後となる試合で先発登板した大谷選手。4月22日からの20連戦の間、28日に今シーズン初めて休養をとりましたが、それ以外の19試合に出場し、このうち3試合で先発マウンドに上がりました。

前回登板した今月5日のレッドソックス戦後にはボストンから4000キロを超える距離を飛行機でおよそ6時間かけてロサンゼルスに戻り、翌日から5日間もバッターとして試合に出続けました。

そして迎えた11日の試合、ストレートの最速は159.6キロをマークしたもののコントロールはばらつき、スライダーや得意のスプリットが甘く入る場面も多くありました。

試合後、疲れがあったのかと聞かれた大谷選手は「もちろん体はフレッシュな状態ではなかったが、ふんばりどころだと思いながら投げた」と状態を説明しました。

本調子ではない中「わざわざ狙うバッターは本当に少ない」というカーブで3つの三振を奪ったり時には腕をやや下げて投げたりするなどピッチングの幅の広さを見せてアメリカンリーグ東部地区2位のレイズ打線を6回までヒット2本、ソロホームランの1点のみに抑え、先発ピッチャーの役割を果たしました。

それを可能にしたのはバッターとしての目線を持っている大谷選手独自の感覚で「リリースポイントもそうだが、1球種1球種どういう方がいいのかな、バッターが嫌なのかな、というのは変えたり工夫したりしながら」と、リリースポイントを意図的に変えるなどバッターの心理を計算して投げたことを明かしました。

今シーズンはロックアウトの影響で開幕が1週間遅れたため今後も13連戦が2回あるなど厳しい日程が続きますが、大谷選手は「個人的には休みが必要とは思わない。このまま出られると思っているが、体調を管理しながらなるべく多く出られるように」と中心選手としての責任感をにじませていました。

カブス 鈴木誠也は初の欠場

カブスの鈴木誠也選手はパドレス戦に出場せず、開幕から30試合目で初めて欠場しました。

鈴木選手は右足首の痛みを訴えて9日の試合で途中交代し10日は代打での出場でした。

カブスは7対5で勝ちました。