箱根登山鉄道 10月からの運賃値上げ申請 台風被害復旧費用など

神奈川県小田原市と箱根町を結ぶ箱根登山鉄道は、3年前の台風の影響で一部区間が長期間運休となって利用客が大幅に減り、被災した区間の復旧工事にも多額の費用がかかったことなどから、関東運輸局に運賃の値上げを申請しました。

小田原市の小田原駅と箱根町の強羅駅を結ぶ箱根登山鉄道は、温泉地を訪ねる観光客などを中心に、5年前には820万人ほどが利用していました。

しかし、3年前の台風19号の影響で一部区間がおよそ9か月運休し、令和2年度の利用客は、およそ410万人にまで落ち込みました。

また、台風で被災した区間の復旧工事に30億円以上かかったということで、箱根登山鉄道は11日、経営を持続するためにやむをえないとして、関東運輸局に運賃の値上げを申請しました。

箱根登山鉄道によりますと、運賃の改定は25年前の平成9年以来だということで、関東運輸局の認可を受けたうえで、ことし10月から運賃が区間によって20円から最大90円、値上がりするということです。

箱根登山鉄道の担当者は「輸送の安全確保とサービスの維持のため、お客様にはご理解いただきたい」としています。