林外相 ドイツ訪問 G7外相会合でウクライナ情勢など議論へ

林外務大臣は、G7=主要7か国の外相会合に出席するため、12日からドイツを訪問します。会合ではウクライナ情勢が主な議題となり、林大臣は、ロシアへの対応をめぐってG7の連携強化を図りたい考えです。

林外務大臣は、日本時間の12日夕方、ドイツに到着し、13日未明に現地で開幕するG7の外相会合に出席します。

11日、出発に先立って、林大臣は記者会見で「今回の会合は、ロシアのウクライナ侵略の前から予定されていたもので、ウクライナ情勢のみならず、インド太平洋における諸課題など、さまざまな論点について率直な議論を行い、改めてG7としての連携強化を図りたい」と述べました。

来月の首脳会議に向けた調整の場となる今回の外相会合では、ウクライナ情勢が主な議題となり、林大臣は、ロシアへの対応をめぐるアジア各国の現状を伝えるとともに、日本の追加の制裁措置などについて説明することにしています。

また、会合では、海洋進出を強める中国や北朝鮮問題などをめぐっても議論が行われる見通しで、ウクライナ情勢がアジア地域の秩序にも波及しうるとして、自由で開かれたインド太平洋の重要性を重ねて訴え、G7の連携強化を図りたい考えです。