西川きよしさん 運転免許証を返納 「よい思い出があるうちに」

漫才師の西川きよしさんが、車の運転免許証を返納し、11日、大阪の警察署で本人確認の証明書として使える運転経歴証明書の交付を受けました。

西川きよしさんは去年7月に75歳になり、このところ視力や聴力に衰えを感じることがあったということで、ことし2月に50年以上持っていた運転免許証を返納しました。

11日は大阪・箕面警察署で免許証を返納する代わりに本人確認の証明書として使える運転経歴証明書の交付を受け、警察署長から「長らくお疲れ様でした」などと声をかけられていました。
西川さんは返納に至った経緯について「スタジオにいるときにも視力や聴力で衰えを感じることがありました。これは運転でも同じだと思い、家族とも話をして、よい思い出がたくさん詰まっているときに返納しようと決断しました」と話していました。

西川さんは若いころ、車の修理工をしながらどうしても車が欲しいと思っていたということで「やっさんと組ませてもらったことで車を買うことができ、幸せだと思っている。半世紀以上運転させてもらい、一抹のさみしさがあります」とも話していました。

妻のヘレンさんは、ことし10月に免許の更新時期を迎えるということで、「『お前もやめ』と言ったが、家内は『うーん』と言っていました。おそらく返納すると思います」としたうえで「私が返納したのを知り『無理に運転するのはやめよう』と考えてくれる人がいたらいいなと思います」と話していました。

高齢ドライバーの免許更新をめぐっては13日から新たな対策

高齢ドライバーの運転免許の更新をめぐっては13日から新たな対策が始まります。

75歳以上のドライバーが免許の更新をする際、信号無視や速度超過など一定の違反歴がある場合には、新たに「運転技能検査」が義務づけられます。
検査では、▼指示された通りの速度で走行できるか
▼停止線を守って止まれるか
▼アクセルを踏んで高さ10センチほどの段差を乗り越えたあと、すぐにブレーキに踏みかえて停止できるかなど5項目がチェックされます。

この検査は合格するまで何度でも受験できますが、有効期限を過ぎると運転免許は失効します。

65歳以上のドライバー 大阪では90万人超

大阪府警によりますと、運転免許証を持っている府内の65歳以上の高齢者は去年12月末の時点で91万2865人でした。

65歳以上の高齢ドライバーによる人身事故は、▼おととしは4814件、▼去年は4686件などとこのところ年々、減少していますが、全年齢に占める割合はおよそ2割と変わっていません。

警察は高齢ドライバーによる事故が相次ぐなか免許の返納を呼びかけていて、返納した65歳以上の高齢者は▼去年は3万3027人、▼おととしは3万6118人などとなっています。