社会

大型連休明けでPCR検査増加 “旅行や帰省の不安解消”が要因か

大型連休明けに新型コロナウイルスのPCR検査などを受けた人は連休前より増えていて、無料の検査所には住民などが検査に訪れています。検査所の担当者は「連休中に旅行や帰省などで出かけた人たちが、不安を解消するために検査を受けているのではないか」と話しています。
厚生労働省によりますと、全国で新型コロナウイルスのPCR検査と抗原検査を受けた人は連休の間の平日となった今月6日は21万5284人で、連休前の先月25日と比べておよそ1.7倍、連休明けの9日は14万4463人で、およそ1.2倍に増えています。
このうち、東京 大田区の商店街で無料の検査を行っている薬局にも、近くの住民などが検査に訪れていました。

薬局を運営する会社によりますと、首都圏のおよそ670店舗では大型連休中が特に検査が増えていたということで、仕事などに復帰する前に感染の有無を確認しようと、検査を受けに来るケースがみられたということです。

検査に訪れた男性は、「連休中に出かけて、まわりでも感染している人が出てきているので受けに来ました」と話していました。
ウエルシア薬局調剤エリアマネジャーの高山紀子さんは、「連休中に旅行や帰省で出かけた人が多かったので、不安を解消するために検査を受ける人が増えたのではないか。身近な場所で手軽に検査ができるので、今後も活用して安心につなげていただきたい」と話していました。

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