トヨタ自動車 一部工場で操業停止へ 中国 上海の感染拡大影響

トヨタ自動車は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って中国・上海で外出制限が続き、部品の調達が滞っている影響で今月、国内の一部の工場で最大で6日間、操業を停止することを明らかにしました。

発表によりますと、トヨタ自動車は、愛知県の元町工場や田原工場など、国内8つの工場の14ラインで、今月16日から最大で6日間操業を停止するとしています。

中国・上海で感染拡大による外出制限が続き、部品の調達が滞っているためです。

今月の国内外の生産台数は、すでに半導体不足の影響で減産をしている分を含めると、当初の計画よりもおよそ13万台減って、70万台程度になるということです。

トヨタは「数か月先を見通すことが依然難しい状況だが、一日でも早く、1台でも多くお客様にお届けできるよう、引き続き努力していく」とコメントしています。

自動車メーカーでは、ホンダやマツダ、三菱自動車工業も上海から部品の調達が滞っていることを理由に一部の工場で操業を取りやめるなどしていて、影響の長期化が懸念されています。