中国 習近平国家主席 共産党の青年組織の式典で権威を誇示か

中国の習近平国家主席は、共産党のエリートコースで、習主席とは距離を置く勢力とされてきた青年組織の式典で党の指導に従うよう強調し、ことし後半の党大会を見据え、みずからの権威を誇示したものとみられます。

習近平国家主席は10日、共産党の青年組織、共青団=共産主義青年団の創立100年に合わせて、北京の人民大会堂で開かれた式典に出席し演説しました。

この中で「共産党がなければ共青団はない。党の指導を堅持してこそ、中国の青年運動を正しい方向に進めることができる」と述べ、党の指導に従うよう強調しました。

共青団は、党のエリートコースで、これまでに胡錦涛前国家主席や李克強首相らを輩出するなど、存在感を示してきました。

習主席とは距離を置く勢力とされてきましたが、このところは習主席への権力集中にともない、その影響力は低下しているとみられています。

中国では、ことし後半に5年に1度の党大会が開かれ、最高指導部の人事が行われますが、習主席が党トップとして異例の3期目入りを目指すとされる中、10日の発言は党大会を見据えて、みずからの権威を誇示したものとみられます。