JR東京駅 中学校の修学旅行で出発式 コロナ影響で3年ぶり

JR東京駅では7日、新型コロナの影響で中止になっていた中学校の修学旅行の出発式が3年ぶりに行われました。

JR東京駅では昭和40年から半世紀以上にわたって、毎年この時期に修学旅行の出発式が行われてきましたが、新型コロナの感染拡大に伴い修学旅行の中止が相次ぐ中、おととしから開催が見送られてきました。

7日は関西方面に出発する千葉県内の公立中学校6校が参加して3年ぶりに出発式が開かれました。

式では、生徒を代表して野田市立第二中学校の佐々弘恒さんが「京都では文化財の歴史の重さを自分の目で感じたいです。新型コロナの中、修学旅行を実現していただきありがとうございます」とあいさつしました。

そして、800人余りの生徒たちが貸し切りの新幹線に乗り込むと、JR東海の駅員などが手を振って見送りました。

生徒たちは「修学旅行が中止になった先輩たちの分まで楽しみたいです」とか「京都で清水寺などを見て回るのが楽しみです」などと話していました。

JR東海によりますと、ことし4月から3か月間の修学旅行による新幹線の予約はおよそ74万席で、新型コロナの感染拡大の影響を受けた去年の同じ時期と比べると18倍余りに増えていて、ほぼ、例年通りに戻っているということです。