大型連休終盤 成田空港きょうから帰国本格化 全員検査で混雑か

大型連休の終盤を迎え、成田空港では連休を海外で過ごした人たちの帰国が7日から本格化します。一方、水際対策となる検疫は全員検査が維持されていて混雑が予想されています。

ことしの大型連休は新型コロナの感染状況が改善したことを受け、ハワイへのツアーがおよそ2年ぶりに再開されるなど、海外で過ごす人が大幅に増えています。

このうち、去年の同じ時期のおよそ4倍となる10万人が出入国する見通しの成田空港では、7日と8日帰国がピークを迎えます。

一方、水際対策となる検疫は全員を対象にした抗原検査など、これまでの対策が維持されていて、到着便が集中する夕方などに混雑が予想されています。

検疫所によりますと、7日の入国者は6000人と連休前に比べて1.2倍、8日は7400人と1.4倍となる見通しで、これまで平均で3時間、長い人は7時間かかっていた検疫の所要時間はさらに長くなる可能性があるとしています。

検疫所は手続きの一部を事前に済ませることができる専用のアプリの活用を呼びかけています。

帰国した人「円安でショッピング控えた」

成田空港では6日、連休を海外で過ごした人たちの帰国が始まり、大きな荷物を持った家族連れなどが到着していました。

このうちハワイ旅行から戻ってきたという40代の会社員の男性は「3年ぶりのハワイでした。ゴルフをしたりのんびり過ごしたりしてリフレッシュできました」と話していました。

交際中の男性と2人でハワイを訪れたという30代の女性は「スカイダイビングをしたりダイヤモンドヘッドを観光したりして楽しみました。旅行中、彼からプロポーズを受け、最高の思い出になりました」と話していました。

また、円安の影響でショッピングなどを控えたという声も聞かれました。

60代の女性は「大好きなハワイに久しぶりに行くことができとてもよかったですが、円安の影響で欲しかった財布を買うのを諦めました」と話していました。

インドネシアから帰国した50代の男性は「サーフィンを楽しみましたが、円安の影響で10万円くらいを予定していた旅費が15万円くらいになってしまった」と話していました。