外国人観光客の受け入れ 来月以降 段階的に再開を検討 政府

日本を訪れる外国人観光客の受け入れについて政府は来月以降、段階的に再開することを検討しています。大型連休明けの国内外の感染状況も慎重に見極めたうえで、最終的な対応を判断する方針です。

新型コロナの水際対策をめぐり、岸田総理大臣は5日、訪問先のイギリスで講演し、来月には、ほかのG7=主要7か国並みに円滑な入国が可能となるよう緩和する方針を表明しました。

これを受けて、政府は、関係省庁で具体的な協議を始めていて、今も停止措置を続けている外国人観光客の受け入れを、来月以降、段階的に再開することを検討しています。

また、受け入れの再開に先立って感染対策への影響や課題を検証するため、一部の国の外国人が参加する小規模の訪日ツアーを、試験的に実施することも検討しているほか、現在1日当たり1万人としている入国者数の上限の扱いをめぐっても議論しています。

政府は、新型コロナの感染拡大につながることは避けたいとして、大型連休明けの国内外の感染状況も慎重に見極めたうえで、最終的な対応を判断する方針です。