杭州アジア大会が延期に 中国国内のコロナ感染拡大で

OCA=アジアオリンピック評議会は、ことし9月に中国の杭州で開催する予定だったアジア大会について、中国国内での新型コロナウイルスの感染が拡大していることから、延期することを決めました。

新しい日程は今後協議へ

アジア大会は4年に1回開かれる大会で、ことし9月10日から25日まで中国の杭州で19回目の大会が開催される予定でした。

しかし、中国国内で新型コロナの感染が拡大していることから、OCAは6日、ウズベキスタンで開いた理事会で延期を決めました。

大会の新しい日程は、今後、OCAや大会組織委員会が協議して決められるということです。

アジア大会は、これまで18回行われ、前回の2018年のジャカルタ大会では、45の国と地域から1万1000人を超える選手がオリンピックよりも多い40の競技に参加しました。

日本からは、競泳の大橋悠依選手や池江璃花子選手らが代表に決まっていました。

JOC「まずは情報収集に努める」

アジア大会が延期されたことについて、JOC=日本オリンピック委員会は、「発表は承知している。まずはOCAからの情報収集に努め、国内の競技団体とも情報共有を進めたい。アスリートに対して必要なサポートがないか、競技団体などとも連携したい」とコメントしています。