新型コロナ 都内の感染者数減少も上から2番目の警戒レベル維持

東京都内の新型コロナウイルスの感染状況について都の専門家は、新規陽性者数が減少している一方で「大型連休中は休診による検査数の減少などの影響を受けた数値で、評価には注意が必要だ」として上から2番目の警戒レベルを維持しました。

都は4日までの1週間の推移を踏まえた、専門家による都内の感染状況と医療提供体制の分析結果を6日公表しました。

このうち感染状況については、新規陽性者数が4日時点の7日間平均で3344.1人と、前の週よりも1700人余り減っていて、専門家は「感染は拡大傾向にはない」と分析しています。

一方で、専門家は「大型連休の期間中は休診による検査数の減少、検査報告の遅延などの影響を受けた数値で、報告数の評価には注意が必要だ」として前の週に続いて4段階で、上から2番目の警戒レベルを維持しました。

また、医療提供体制の警戒レベルについても、都内の入院患者や重症患者の数は減少しているものの「救急医療体制にいまだ影響が残っている」として4段階のうち、上から2番目のレベルを維持しました。